映画感想『ゴジラvsコング』/4DXで観る怪獣バトルは最高だったけど小栗旬の無駄使いは残念。
ゴジラとキングコングという日米を代表する2大怪獣の激突ですよ。そりゃあ、観るでしょ、4DX3Dで。
ということで、シアタス調布まで行って(車で40分くらいかけて)鑑賞してきましたよ。僕と嫁さんと娘の3人で。
大人ひとりの料金は…鑑賞料金1500円(イオンクレジット払いで通常料金1800円から300円引き)+3D料金300円+3D専用メガネ100円+4DX料金1000円=2900円。
小学生の料金は…鑑賞料金1000円+3D料金300円+3D専用メガネ100円+4DX料金1000円=2400円。
で、大人ふたりと小学生ひとりの合計料金は…2900円×2+2400円=8200円!
オーマイガッ!オーマイガッ!鑑賞料金も大怪獣級ですわ。
映像に合わせて座席が動いたり風が吹いたり水が出たり匂いがしたり…遊園地のアトラクションみたいなものですからね。それなりにお金がかかるのはわかりますけど、お高いですわ。ポップコーンやらドリンクやらを買うと万券がポーンと飛びますからね…。
まぁ、嫁さんも娘も大満足してくれたからよかったですけど、そんなにしょっちゅうは観に行けないなぁ、4DXは。映画体験としては最高ですけどね。
で、感想。
本作『ゴジラvsコング』を劇場鑑賞する人のほとんどは、ゴジラとコングの大迫力のバトルシーンと小栗旬の活躍を観たいわけで、観る理由ってこの2点だけだと思うんですよね(そんなことはない)。
個人的には、極論を言っちゃうと、内容なんて重視してなくて。コングの故郷がどうとかエネルギーがどうとか、そんなことはどうでもよくて(繰り返しますけど、極論ですよ)。大前提として大迫力のバトルを観たいわけですよ、感じたいわけですよ。
その点はもうね、間違いない。最高。すごくよかったです。街がめちゃくちゃになって死者数ハンパないだろうなぁ…なんて野暮なことを思ったりしたけど、大怪獣のバトルはやっぱりテンション上がりますよね。
で、ゴジラがまた強いんだ。機動力はコングの方があるんですけど、攻撃力はゴジラが圧倒的。百戦錬磨感があって、さすがキング・オブ・モンスター。口から光線を吐けるんだから、本気出せばコングなんて瞬殺じゃないですかね。
そんな大怪獣バトルを4DXで体験するとですね、たまらないわけですよ。一挙手一投足が体感できて笑っちゃうくらいに座席が動く動く。隣の嫁さんと顔を見合わせて笑っちゃうくらいに動く動く(笑)。で、さらに隣の娘を見ると、めちゃくちゃ座席が動いているにもかかわらず3Dメガネをかけて普通にポップコーンを食べてるというね(笑)。遊園地大好き娘にとっては4DXの揺れなんて大したことないんですかね。
まぁ、とにかく4DXとの相性が抜群というか、4DXで観るべき作品だと感じました。
そしてもうひとつの注目ポイントである小栗旬の出演。
これはね、観た方はみんな思ったんじゃないかしら。小栗旬の無駄使いが過ぎる。ハリウッドデビューということで、ご本人は嬉しかったと思うし満足されているのかもしれないけど、日本人として、日本のスター俳優があんなショボい扱いをされるとは残念極まりないです。
まぁ、日本ではスターでも世界的には無名でしょうからね。仕方ないのかもしれないけど、もう少し見せ場を作って欲しかったな。小栗旬の白目姿なんて見たくなかったな。芹沢蓮というキャラ自体は雰囲気があって良かったんだけどなぁ。
一応内容にも触れておきますが、さほど目新しさはなかったです。何かの問題を解決するにはルーツを辿るのはある意味王道だし、前作『キング・オブ・モンスターズ』同様に結局悪いのは人間のエゴだったり。内容的には特筆すべきところは無かったかなぁ。
ゴジラって、要は天災なんですよね。で、それを引き起こしてるのは愚かな人間たち、ということ。環境破壊をしている人間たちを皮肉っている感じがしました。
4DXで鑑賞して大正解だったし、大怪獣ものは4DXはマストかもしれないなと、そんな風に感じました。
ちょっとお高いですけどね。